Mutsumi Inagami and Mai Chigo手稲神社の稲神睦と稚児舞
御神輿と稚児舞
手稲神社のなりたち
現在の前田10条11丁目1番に新川神社という神社がありました。 昭和29年秋、台風により新川神社御社殿は崩壊してしまいました。 そこで大正天皇が皇太子時代、前田農場にお立ち寄りの際に御休憩所とされた記念の建物を譲り受け新社殿といたしました。 そして時代の移ろいのなか手稲神社の御神輿殿となりましたが、屋根の様相は現在も変わらず、往時を偲ばせるものでありあます。 新川神社の御祭神であった菅原道真公(学問の神)は昭和48年に手稲神社に合祀されています。
手稲神社の御神輿
手稲神社には京神輿・江戸神輿・子供神輿の三基があります。 京神輿は白装束の白丁、江戸神輿は手稲神社神輿会・梵天と手稲神社神輿保存会・稲神睦を中心とした道内各地の神輿会の面々、子供神輿は地域の子供たちによってそれぞれ賑やかに担がれています。 京神輿は手稲神社で昔から受け継がれて来た形の御神輿であり、江戸神輿は平成5年に学問の神様で有名な東京・亀戸天神社より拝戴したもので、それを機に神輿保存会・稲神睦は神輿会・梵天の指導により発足したものであります。 尚、子供神輿は平成11年の手稲神社御鎮座百年を記念して、手稲神社神輿会・梵天により寄贈されたものです。 子供神輿の担ぎ手は毎年募集を行っておりますので、ご希望の方は社務所までお問い合わせ下さい。
稚児舞
手稲神社には古くから秋季例祭には稚児舞が各御旅所と社務所舞台で奉納されており、厳粛な例大祭に花を添えています。
稚児の年齢は幼稚園年長より高校生までと多岐にわたっており、内容も越天楽の舞・榊の舞・末広の舞・八乙女の舞・四人榊の舞・羽返しの舞・五穀の舞・宮司舞・浦安の舞と9種類に及びます。
また、男児でも参加可能で、低年齢の子供たちにも覚えやすいような踊りにしてありますので、幼少の記念に是非ご参加ください。